指導教員の第1希望に 小野,大舘,柳浦,栗田 のいずれかの教員を選んだ受験生に対しては,
口述試験/口頭試問では,以下の内容およびそれらに関連する話題を中心とした試問を行う予定である.
ただし,以下に挙がっていない話題から出題することもあるので,
グラフ理論とアルゴリズム設計法に関して幅広く学んでおくことが望ましい.
筆記試験は以下に限らず幅広い範囲から出題する.
・オーダー記法 (asymptotic notations, e.g., O-notation, Θ-notation, Ω-notation)
・整列のアルゴリズム(sorting algorithms)
・グラフの基本的な性質(basic properties of graphs),例えば,
- オイラー閉路の存在性
- 握手補題
・ 基本的なグラフ用語の定義(basic terminologies about graphs),例えば
- 完全グラフ,パス,木,サイクル(閉路),二部グラフ,平面グラフ,次数,連結・非連結,
部分グラフ,点彩色,辺彩色,マッチング,ハミルトン閉路
・最小木(minimum spanning trees)
・最短パス(shortest path)
・ナップサック問題と動的計画法に基づくアルゴリズム(knapsack problem (KP),
dynamic programming based KP algorithm)
これらに関しては,以下の参考書に記載されている内容を想定している.
・茨木俊秀「Cによるアルゴリズムとデータ構造」オーム社,2014.
・茨木俊秀「AI時代の離散数学」オーム社,2020.
・コルメン他「アルゴリズムイントロダクション」近代科学社,2013
(T.H. Cormen, et al., Introduction to Algorithms, MIT Press, 2009).
・Kleinberg & Tardos著「アルゴリズムデザイン」共立出版,2008
(Kleinberg & Tardos, Algorithm Design, Pearson, 2006).